2009/08/29

マチュピチュ その2

その1 の続きです。下の看板は遺跡の案内表示から。 バスがマチュピチュの入り口に到着。日本人向けのツアーで必ずランチ場所として入っているサンクチャリロッジが目の前に出迎えてくれる。ここはマチュピチュ唯一の宿泊施設でもある。非常に高額である。通常マチュピチュ観光で宿泊をする場合は駅のある麓の町アグエスカリエンテスに泊まることになる。私たちは今回ナスカの地上絵を見るコースを選択した為マチュピチュは日帰りツアーとなった。
 『5分時間を差し上げますのでトイレを済ませて入場パスに名前を書き込んでください。』とガイドのマニュエルの指示に従う。マチュピチュの遺跡内にはトイレはなく外に出る必要があるため入山前に行っておく必要がある。1ソルのトイレ使用料を支払うと律儀に領収書をくれた。町のお土産店では値切ってキャッシュで支払うとレシートもくれないのになぁと面白く感じた。
 心高鳴りいよいよマチュピチュの遺跡へ。ゆっくりと迷子にならないようにと8名のグループを先導していくマニュエル。実は英語のチューターをやっていたらしくガイドや説明などとてもわかりやすい。先生になったらいいのになぁと思いながら説明を聞いていた。歩き初めて15分たっただろうか。階段を上りきったその先にあの写真の風景が広がっていた。写真を撮り風景に浸っているとガイドの講義が始まった。まさしく講義という言葉が的確に当てはまると思ったのは他のツアーより明らかに説明が長い。とても参考になったが日差しの照りつける中たちっぱなしは少々コタエタ。
 遺跡の中での講義で一番心に響いたのは、インカ帝国では奴隷制度がなかったということ。詳しい説明は間違って聞いているといけないので辞書等で調べてほしいが、One for Allの精神でコミュニティの為に働くという考え方、征服ではなく平和を広げていったシステムだった。農地も段々畑で化学肥料を必要としない豊かな農耕を行っていたそうだ。詳しくはガイドブック等で読めるだろうからここでは割愛。
 マニュエルの少し長めの講義によって、列車出発の30分前に麓に下りて15分もないランチタイムの後列車に飛び乗る。かなりハラハラしたが面白かったし良しとするか。 

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